複数のローンをまとめて管理する方法|返済日・残高・返済額を一覧化

カードローン、クレジットカードのリボ払い、キャッシング、自動車ローンなどを複数利用していると、 「今どこからいくら借りているのか」 「今月は合計いくら返すのか」 「次の返済日はいつか」 が分かりにくくなることがあります。

1社ずつ確認すれば情報は分かっても、契約先ごとに公式アプリや会員ページが分かれていると、 借入全体の状況を一度に把握しにくいことが問題です。

複数ローンを管理するときは、単に借入先を一覧化するだけではなく、

  1. 現在の借入をまとめる
  2. 1か月分の返済予定を確認する
  3. 返済日前に資金を準備する
  4. 実際の返済を記録する
  5. 返済後の残高を更新する
  6. 返済計画を見直す

という流れを作ることが重要です。

この記事では、複数ローンをまとめて管理する基本的な方法に加えて、 無料の返済管理サービスPayRhythm(ペイリズム)へ実際に複数の借入を登録したテスト画面を使い、 借入登録から毎月の返済管理までをどのように行うのかを順番に紹介します。

複数ローン管理で把握したい5つのこと

複数のローンを管理する目的は、借入先の名前を並べることだけではありません。

少なくとも次の5つを確認できる状態を作ります。

  1. 現在どこから借りているか
  2. 借入残高の合計はいくらか
  3. 今月いつ・どこへ・いくら返済するか
  4. 返済後に残高がどう変わったか
  5. 今後どの借入を重点的に返済するか

これらを別々に管理すると情報が分散します。

そのため、複数の借入をひとつの管理方法へ集約し、 「現在の状態」と「今後の返済予定」の両方を見る ことがポイントです。

複数ローンをまとめるときに必要な項目

まず、現在利用している借入について次の情報を確認します。

項目 確認する内容
借入先 金融機関、消費者金融、カード会社など
借入種類 カードローン、リボ払い、キャッシングなど
現在残高 確認日時点の借入残高
適用金利 現在適用されている金利
毎月返済額 通常または当月の返済額
返済日 契約上の返済期日
返済方法 口座引落、振込、ATMなど
最終確認日 残高などを確認した日

残高や返済額は記憶で入力せず、契約先の公式アプリ、会員ページ、利用明細などで確認してください。

STEP1|現在利用している借入をすべて登録する

まずは現在残高がある借入を洗い出します。

  • 消費者金融カードローン
  • 銀行カードローン
  • クレジットカードのリボ払い
  • キャッシング
  • 自動車ローン
  • バイクローン
  • その他のローン

PayRhythmでは、借入先ごとに現在残高・毎月返済額・金利・返済日などを登録できます。

次の画像は、テスト用アカウントへ6件の借入を登録した状態です。

PayRhythmに6件の借入を登録し複数ローンを一覧管理している画面
PayRhythmに6件の借入を登録したモデル画面。画面の表示範囲上、この画像では6件のうち2件が表示されています。「登録中の借入:6件」として管理件数を確認できます。

複数の借入を登録しておけば、それぞれの契約先の公式アプリを毎回開かなくても、 どの借入を管理しているかを一覧から確認できます。

ただし、PayRhythmに表示される残高は利用者が登録・更新した情報です。 正式な残高は各契約先で確認してください。

STEP2|借入残高と毎月返済額の合計を確認する

借入を登録したら、1件ずつの残高だけではなく、全体を確認します。

たとえば、

借入先 残高 毎月返済額
A社 380,000円 12,000円
B銀行 620,000円 15,000円
Cカード 240,000円 10,000円
合計 1,240,000円 37,000円

なら、

  • 借入総額:124万円
  • 毎月返済額:37,000円

であることが分かります。

このように、借入先ごとの数字だけでなく、 全体でいくら借りていて、毎月いくら返済する必要があるのか を確認します。

借入一覧表の詳しい作り方については、以下の記事で実画面とExcelの両方を使って紹介しています。

借入一覧表の作り方|会社名・金利・残高・返済日を整理しよう

STEP3|1か月分の返済予定をカレンダーで確認する

借入の一覧を作ったら、次は返済予定を日付で確認します。

複数のローンでは、

  • 3日
  • 5日
  • 10日
  • 25日
  • 27日
  • 月末

など返済日が分散する場合があります。

PayRhythmでは、登録した返済予定を返済カレンダーで確認できます。

PayRhythmの返済カレンダーで複数ローンの返済予定を確認している画面
複数の借入の返済予定をPayRhythmの返済カレンダーへ表示したモデル画面。同じ月の返済予定を日付単位で確認できます。

このモデル画面では、8月25日に、

借入先 返済予定額
プロミス 30,000円
アイフル 15,000円
アコム 25,000円
合計 70,000円

の返済予定があります。

1件ずつ見ると3万円・1万5,000円・2万5,000円ですが、 同じ25日に合計70,000円必要 という見方が重要です。

STEP4|返済日の前に資金を準備する

返済日当日に初めて予定を確認するのではなく、数日前に資金を準備します。

たとえば25日に70,000円必要なら、その数日前に、

  • 正式な当月返済額
  • 引落口座
  • 口座残高
  • 同日のほかの支払い
  • 不足している金額

を確認します。

給料日に1か月分の返済額を先に確認し、返済資金を生活費と分けておく方法もあります。

STEP5|返済日前の通知を確認のきっかけにする

カレンダーへ予定を登録していても、自分から毎日確認する必要があると見忘れることがあります。

PayRhythmでは返済日リマインドを設定できるため、返済予定を思い出すきっかけとして利用できます。

PayRhythmからスマートフォンへ届いた返済日前のプッシュ通知
PayRhythmからテスト端末へ届いた返済予定日のプッシュ通知。「返済予定日が近づいています。アプリで内容をご確認ください。」と表示されています。背景の他アプリはプライバシー保護のためぼかしています。

ただし、通知が届いたことで返済が完了するわけではありません。

通知を受け取ったら、

  1. 返済予定を確認する
  2. 契約先で正式な返済額を確認する
  3. 口座残高を確認する
  4. 必要に応じて入金・振込を行う

という行動につなげます。

カレンダーと通知を使った返済日管理については、以下の記事で詳しく紹介しています。

ローンの返済日を忘れない管理方法|複数の支払日をまとめるコツ

STEP6|返済したら「予定」から「実績」へ変える

返済日が来たら、実際に返済されたことを確認します。

口座引落の場合でも、口座へ資金を入れただけで「返済済み」とせず、実際に引き落とされたか確認します。

PayRhythmでは、実際に返済した日と金額を返済記録として残せます。

PayRhythmに12,000円の返済実績を記録した画面
PayRhythmへ12,000円の通常返済を記録したモデル画面。返済予定だけでなく、実際にいつ・いくら返済したかを履歴として残せます。

複数ローンの管理では、

  • 返済予定日
  • 返済予定額
  • 実際の返済日
  • 実際の返済額

を分けて考えることが重要です。

予定だけを管理していると、 「この返済はもう済んだのか?」 が分からなくなることがあります。

STEP7|返済後は最新の借入残高へ更新する

返済を記録したら、次に借入残高を更新します。

ここで注意したいのが、 返済額をそのまま残高から引かないこと です。

たとえば、

返済前残高:380,000円
返済額:12,000円

だったとしても、

380,000円 − 12,000円 = 368,000円

と自分で残高を決めるのではありません。

返済が契約先へ反映された後、公式アプリや会員ページで現在残高を確認し、その数字へ更新します。

以前のテストでは、

  • 返済前残高:380,000円
  • 返済額:12,000円
  • 公式確認後残高として登録:373,809円

というモデルで残高管理を行いました。

残高更新について詳しくは、以下の記事で実画面を使って説明しています。

借入残高を正確に管理する方法|複数社から借りている場合の確認手順

STEP8|月に1回、借入全体を見直す

返済を記録しただけで終わらず、月に1回程度、借入全体を見直します。

確認したいのは、

  • 合計残高は前月より減ったか
  • 新しい借入が増えていないか
  • 毎月返済額が変わっていないか
  • 金利が変わっていないか
  • 返済日が変更されていないか
  • 返済予定をすべて消化できたか

です。

返済記録は付いていても、追加借入によって残高が増えている場合があります。

そのため、 「今月いくら返したか」だけでなく「結果として残高がどう変わったか」 まで確認します。

STEP9|追加返済するなら優先する借入を比較する

通常の返済を行ったうえで、家計に余裕があり追加返済を検討できる場合は、 どの借入へ追加分を回すか考えます。

PayRhythmでは、登録した借入について返済優先度を比較できます。

PayRhythmで複数ローンの返済優先度を確認している画面
PayRhythmの返済優先度アドバイスを使ったモデル画面。登録している残高・金利・返済額などをもとに、返済方針を考えるための比較情報を確認できます。

返済する順番を考えるときは、

  • 金利が高いか
  • 残高が大きいか
  • 残高が少なく完済が近いか
  • 毎月の利息負担が大きくないか

など複数の視点があります。

返済優先度の詳しい考え方については、以下の記事で実際の比較画面を掲載しています。

複数の借入はどれから返す?返済する順番の決め方

STEP10|返済額を変えたら完済時期も再確認する

毎月の追加返済額を増やしたり、まとまった金額を追加返済したりすると、その後の完済時期や利息負担が変わる可能性があります。

そのため、

  • 残高を更新したとき
  • 毎月返済額を変えたとき
  • 追加返済をしたとき

などは、返済計画も見直します。

PayRhythmの返済シミュレーターを使った実測比較については、以下の記事で紹介しています。

返済シミュレーションの使い方|完済時期と利息を確認する方法

複数ローン管理を1か月の流れで整理すると

ここまでの内容を1か月の運用にすると、次のようになります。

タイミング 行うこと
給料日 今月の返済予定・合計返済額を確認する
返済日の数日前 契約先で返済額を確認し、資金を準備する
返済日前 通知を確認し、口座残高などを最終確認する
返済日 引落・振込・ATM返済などを確認する
返済後 実際の返済日・金額を記録する
返済反映後 契約先で現在残高を確認して更新する
月末 全借入の残高・翌月予定・返済計画を見直す

複数ローンを管理するときは、この流れを毎月繰り返します。

「返済前・返済後・月末」の3回確認すると管理しやすい

毎日すべての借入を確認する必要はありません。

まずは次の3つのタイミングを固定すると管理しやすくなります。

返済前

  • 返済日
  • 当月返済額
  • 引落口座
  • 必要な資金

を確認します。

返済後

  • 実際に返済されたか
  • 返済額はいくらだったか
  • 返済後残高はいくらか

を確認します。

月末・給料日

  • 借入総額
  • 翌月の返済額
  • 翌月の返済日
  • 追加借入の有無
  • 追加返済できる余裕があるか

を確認します。

複数ローン管理でよくある失敗

1.返済額だけ管理して残高を見ていない

毎月返済していても、新しい借入やカード利用があれば残高が増えることがあります。

返済実績だけでなく、現在残高も確認します。

2.返済予定だけ登録して実績を残していない

予定があっても、本当に返済されたとは限りません。

返済後に実績を確認します。

3.残高を自分で計算している

返済額の全額が元金へ充当されるとは限らないため、契約先の公式残高を確認します。

4.返済日当日に初めて資金を確認する

残高不足や振込の必要性に気づいても、当日では対応が難しい場合があります。

数日前に資金準備日を作ります。

5.完済した借入をすぐに履歴から消す

完済済みとして履歴を残しておけば、どの借入をいつ完済したか振り返ることができます。

6.ログイン情報まで管理表へ保存する

金融機関のログインID、パスワード、暗証番号、カード番号、ワンタイムパスワードなどは、通常の借入一覧へ記録しないでください。

Excel・ノート・返済管理サービスのどれを使う?

方法 向いている使い方
紙のノート 最低限の情報を手書きで管理したい
Excel・スプレッドシート 自由に項目・計算式・グラフなどを作りたい
返済管理サービス 借入一覧・返済予定・履歴などを同じ流れで管理したい

どの方法でも、最も重要なのは 定期的に更新を続けられること です。

項目を細かく作りすぎて更新しなくなるよりも、自分が毎月確認できる方法を選びます。

PayRhythmで複数ローンを管理する流れ

今回紹介した実画面をまとめると、PayRhythmでは次のような流れで管理できます。

  1. 複数の借入を登録する
  2. 借入一覧から現在の状況を確認する
  3. 返済カレンダーで今月の予定を確認する
  4. 返済日前の通知を確認する
  5. 実際の返済を記録する
  6. 契約先で最新残高を確認して更新する
  7. 返済優先度を比較する
  8. 必要に応じて返済シミュレーションを行う

つまり、単に「借入一覧を作る」のではなく、

借入を把握する

返済予定を確認する

返済する

実績を残す

残高を更新する

次の計画を考える

というサイクルで管理します。

返済管理だけでは解決できない場合もある

借入を整理した結果、

  • 毎月の返済額を用意できない
  • 返済すると生活費が不足する
  • 返済資金を別の借入で準備している
  • すでに返済が遅れている
  • 今後も返済資金を確保できる見込みがない

と分かった場合は、管理方法を工夫するだけでは解決できない可能性があります。

その場合は契約先へ早めに相談するほか、公的な相談窓口の利用も検討してください。

まとめ

複数のローンをまとめて管理する場合は、借入先・残高・金利・毎月返済額・返済日を一覧化するだけで終わらせないことが重要です。

毎月、

  1. 借入全体を確認する
  2. 今月の返済予定を確認する
  3. 返済資金を準備する
  4. 返済する
  5. 返済実績を記録する
  6. 公式残高を確認して更新する
  7. 次の返済計画を見直す

という流れを繰り返します。

今回のテスト画面では、

  • 6件の借入を一覧管理
  • 複数の返済予定をカレンダー表示
  • 返済日前のプッシュ通知
  • 12,000円の返済記録
  • 返済優先度の確認

まで、PayRhythm上で一連の流れを確認しました。

複数の借入をそれぞれ別々に管理している場合は、 まず現在の借入をすべて書き出し、 「今月、いつ・どこへ・いくら返すのか」 を1か所で確認できる状態を作るところから始めてみてください。

PayRhythmで複数ローンの返済予定を一覧化する

関連する詳しい解説


参考情報・参照資料

最終確認日:2026年8月5日

※記事内の一覧表や金額は説明用のモデルケースです。
※借入残高、金利、返済額、返済日は、各契約先の公式アプリ、会員ページ、利用明細などをご確認ください。
※複数の借入情報は、できるだけ同じ日に確認して更新してください。


執筆:PayRhythm編集部

内容確認:PayRhythm運営事務局

PayRhythmでできること

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